2018.08.17
知っていそうで知らない株式の仕組み。
資産運用でお金が増える理由をしっかり納得することは、とても大切なことです。
証券会社の株の話しではなく、植物の株のお話しからはじめましょう。
ホームセンターで、ぶどうの株(苗)を500円で購入しました。
家に帰り、この株を丁寧に植えました。
いま、この株はいくらの価値があるでしょう?
株そのものは500円。ホームセンターから持って帰って丁寧に植えた手間賃を乗せて700円くらいでしょうか?
ぶどうの株はすくすく育ち、ぶどう棚が出来ました。
いま、この株はいくらの価値があるでしょう?
ホームセンターで買ったときの何倍も大きくなっているし、ぶどう棚も作った。2000円くらいかな?
ぶどうの株には、ぶどうの実ができました!自然の恵みです。
いま、この株はいくらの価値があるでしょう?
その後、このぶどうの株はどんどん大きくなり、立派なぶどう畑になりました。
いまでは、毎年ぶどうの豊作が続いています。
いま、この株はいくらの価値があるでしょう?
ホームセンターで買ってきた500円のぶどうの株は、数年後、毎年豊作のぶどう畑の株に成長しました。
今年は10万円分の収穫がありました。いま、この株はいくらの価値があるでしょう?
来年の収穫量は?? これまで通り、毎年成長していくでしょうか??それとも今年をピークに収穫量は減っていってしまうでしょうか??収穫はこの先何年間続くのでしょうか?
この株の価値を計算するためには、いろいろな要素があり、また将来の収穫の予測も様々な要因によって変化するため、株の価値も刻一刻と変動します。
このぶどうの株のお話しは、会社の株と同じお話しなのです。会社の株価が刻一刻と変化するのは、ぶどうの株と同様に、会社の収穫(利益)の将来予想が様々な要因で刻一刻と変化するからです。
だから、このような仕組みを「株」式と呼ぶのです。
会社の株を選ぶのは、ホームセンターでぶどうの株を選ぶのと同じです。
元気かな?丈夫に育つかな?たくさん収穫できるかな?何十年もずっと収穫できるかな?
ぶどうの株から得られる収穫がすべて株主のものであるように、会社の収穫(利益)もまた、すべて株主のものになります。
※本ブログは執筆者の個人的見解に基づいて書かれたものであり、当社の公式見解を示すものではありません。
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