投資信託の魅力って?(6) リスクをもっと詳しく

2019.02.20

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投資信託の魅力って?

(6)リスクをもっと詳しく

前回は、リスクの説明をしました。今回は、リスクの見方など、もっと深堀りした説明をしたいと思います。

投資信託のリスク


① 騰落率の最大値・最小値
投資信託を購入する際に必ず渡される交付目論見書には、下のような 「ファンドと他の代表的な資産クラスの騰落率の比較」が載っています。

日本株日本国債を比べてみてください。どっちが良いですか?
最大値や、平均値を見れば日本株のほうが良いのですが、タイミングが悪く投資した場合、1年間で10万円が7.8 万円(-22.0%)に減ってしまうこともあります。
そんなに大きく減ってしまうのがイヤだと言う人は、最悪でも1年間で10万円が9.6万円(-4.0%)にしか減らない 日本国債が良いと思うかもしれません。

基本的に日本株のように最大値、平均値が高いものは、反対に最小値は悪くなります。 その度合いをリスク(騰落率のブレ幅)と呼んでます。日本株日本国債よりリスクが高いと いうことになります。

リスクが高い=危険ってことではないですよね・・・・・


②標準偏差
①の「騰落率の最大値・最小値」は、最大と最小の数値のみでリスク(騰落率のブレ幅)を表してます。 単純で分かりやすいのですが、最大値と最小値しか見てないので、他の数値はどうなっているのかが分からないです。


上の図は、2つの投資信託の過去20ヶ月の騰落率を大きいものから順番に並べたものです。
パターンAもパターンBも「最大値」、「最小値」、「平均」は同じ値ですので、 「①騰落率の最大値・最小値」のグラフだと同じ形になります。
しかし、
Ⅰ.オレンジの点線
パターンBは、パターンAに比べて最大値(1位)の値と2位の値の差が大きく、 最大値が非常にレアに出た数字のように見えます。 (最小値も同様)
Ⅱ.緑の点線
パターンAのほうが、10%を超えるプラスになったり、マイナスになったりして、 パターンBと比べると平均の3.2%(赤の縦線)からのブレが大きいですね。

見比べるとパターンAのほうが、リスク(騰落率のぶれ幅)が大きいのが明らかにわかりますよね。
このような最大、最小以外のぶれ幅も考慮したリスクをあらわすための指標が標準偏差です。

パターンAの標準偏差は、11.6%、パターンBの標準偏差は、5.9% です。

標準偏差の数値の意味は、簡単に言うと
平均値から標準偏差分ぶれる確率が約68%、標準偏差の2倍分ぶれる確率が約95% 

上の例だと平均が3.2%で、
パターンAは、-8.4%~14.8% に入る確率が約68%、 -20.0%~26.4%  に入る確率が約95%
パターンBは、-2.7%~ 9.1% に入る確率が約68%、 – 8.7%~15.1%  に入る確率が約95%
となります。

標準偏差の計算方法やもっと詳しく知りたいと思っていただいた方は、 ネットで『標準偏差とは』で調べれば、たくさん説明が出てくるので読んでみてください。


※本ブログは執筆者の個人的見解に基づいて書かれたものであり、当社の公式見解を示すものではありません。 また、情報提供を目的としたものであり、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。

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