2018.11.21
株を買う。ということは、その会社のオーナー(株主)になる。ということです。
株主が出したお金は、会社の投資の資金として、様々な資産(建物、工場、機械、等々)を取得するために使われます。
会社が資産(建物、工場、機械、等々)を使って生み出す利益は、「全て」株主のものになります。
1年の活動によって得られた会社の利益は、一部は配当として株主に還元され、残りは次の利益を生むための新しい投資に使われます。
会社の責任者は社長です。
会社で行う投資は、社長が責任を持って決裁し実行されます。
この社長を誰にするかを決めるのは、オーナーである株主です。
株主総会によって、社長や役員を決めます。また、1年間の活動によって得られた利益をどのように配分するかも、最終的には株主総会で株主が決めます。
「株を買う」とは、「会社のオーナー(株主)になる」ことなのです。
株主は、その会社が存在する限り、ずっとその会社のオーナーであり続けます。
したがって、その会社が毎年のように獲得する利益は、ずっと株主のものになります。
素晴らしい仕組みだと思いませんか?
『そんなにおいしい話があるの?』と思いますか?
なぜ、毎年の利益をもらい続けることが出来るのでしょうか。
それは、会社にとって株は返済義務のない借金だからです。会社は、返済義務を負わない代わりに、利益が出たら、その利益は全て株主のものになる。というのが「株式」という仕組みだからです。
【売上、コスト、利益】
会社の利益が会社のものではなく、実は株主のものだったって、ご存知でしたでしょうか?
これを知ると、株の価値とは、現在の会社の価値と、その会社が将来にわたって獲得する利益を含めた価値だとわかります。
将来獲得する利益は正確には誰もわからないので、株価は会社の利益に影響する様々な要因で変動する。という事もわかりますね。
会社は、銀行からの融資であれば利息と元金を返さなければなりません(当たり前!)。
しかし、株であれば、返済の義務はなく、利益が出たときに株主に配分すればよいのです。
株主には、会社の利益が出なければお金が入ってきませんが、利益が出た場合は全部自分のものになります。
株がハイリスク・ハイリターンであることも、分かっていただけたのではないかと思います。
※本ブログは執筆者の個人的見解に基づいて書かれたものであり、当社の公式見解を示すものではありません。
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